BIFF① Little Forest(리틀포레스트)

★★★★

釜山国際映画祭のワークショップで鑑賞した映画「Little Forest(리틀포레스트)」を紹介します。

映画について

この映画は親子の縁や友情、自給自足、ストレスなど現代社会が抱える問題や葛藤を描いていますが、他の韓国映画に比べ内容はとても穏やかで田舎のノンビリ生活を映していることから俗に言う「힐링영화」とも言えるでしょう。

※日本映画のリメイクですが、オリジナルは見ずに鑑賞しました。

監督はイム・スンレさん。実際にワークショップでは監督さんに質問する機会があり、私の質問にも丁寧に答えていただきました!

ワークショップの写真です!一番前の真ん中がイム監督です。どことは言いませんが私も写っています!笑

主演は、キム・テリ、リュ・ジュンヨルさんなどでした!

あらすじ

あらすじは、主人公ヘウォンが都会での就職や恋愛に疲れ、故郷である田舎に戻り幼馴染たちと再会すると同時に、自給自足生活を通じ過去に出て行った母親や都会での苦しい生活を癒していく物語です。

主人公やその幼馴染たちが仕事や人間関係に悩まされる姿は韓国だけでなく日本でも共感する部分があり、中でも学歴や職場での苦悩はこれから就活をむかえる私にとって避けては通れない課題でもあります。

映画で描かれる「食生活」と「母親」について

以下、映画で描かれる「食生活」と「母親」の2つのポイントに着目し、映画を分析します!

現代の抱える食生活問題

まず、映画の一番の特徴とも言える「食生活」について。映画では、新鮮食材を使った料理や自給自足の生活を映し、チヂミやパンケーキなどの簡単な料理から、オリジナルのマッコリまであらゆるジャンルの料理が登場しました。これらの料理のシーンでは主人公のたくましさを見せるとともに、出て行った母親や過去の苦悩などを忘れようとする主人公の強い意志なども込められていえます。近年、韓国ではインスタント食品の発展に伴い、一から料理を作るよりも簡単に短時間で食べられる料理の需要が増えています。しかし、インスタント食品は健康面でのデメリットが多く、そのような現代社会の食生活への警告が込められています。

「ママ閉店」にもつながる映画の中の「母親」

もう一つのポイントである「母親」については、近年日本で議論となっている「ママ閉店」に通じる部分があると感じました。「ママ閉店」とは「お母さん」という家庭の役割から一時抜け出し、自分の時間を楽しむというものです。「ママ閉店」に関しては、お母さんたちの自由を尊重する意味で賛同する声がある一方、「ネグレクト」との批判もあります。「ママ閉店」は小学生や中学生などの幼い子供たちを抱える母親たちが中心であり、「閉店」をする時間も1日~1週間など比較的短時間です。しかし、この映画では、主人公が高校を卒業し、ある程度大人として成長したころに母親が家を出ていき、期間も1年以上という長時間に渡ります。私は母ではないため、母親視点から「ママ閉店」を見つめることは難しいですが、子供目線で言えば、母親が出ていくのは悲しい一方今まで自分たちを育ててくれた分、自由な時間を持って欲しい二つの気持ちがあります。子供にとって「母親」は「母親」だが、一方で一人の「人間」であることも忘れてはいけないと思いました。ただ、映画で母親が主人公に直接的な説明をせず出ていくことが最善の方法だったかは微妙ですが、「母親」のあり方について考える貴重なテーマだと感じました。

まとめ

以上、映画「Little Forest」のレビューを書きました!皆さんも一度、忙しい生活から抜け出しこの映画を見て見てはどうでしょうか^^

今度は日本のオリジナル版のレビューも書けるよう頑張ります!

 

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